『空創我喜』倶楽部

野良から飼い猫への道

第56話:神様たちの使い

飼い主の誕生日があと1か月を切ったんだけれど(もうすぐ47歳のひきこもりのおじさんだよ)、昨年の誕生日当日に精神病院に入院してしまったんだ・・・。

まだ猫たちが来る前のことだよ。

苦しい状況と、飼っていた猫たちを思い出して悲しんでいたんだ。

入院先では交渉をして、スマホを短時間(15分程度)さわることが許されたんだけれど、そこから猫の本を注文したんだ。

 

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この本を読んで、いつかまた猫が飼えたらいいなと思いながら病気とたたかっていたんだ。

1か月の入院で幸い退院できて、家で過ごしていたよ。

 

4か月ほどたって家の裏の家庭菜園の物置小屋に、カーニャと4匹の子猫が来たんだ。

多分、神様たちがあまりにもかわいそうだから、カーニャたちを使いとしてよこしたんだと思う。

 

この世の中は、仏教では「縁起(えんぎ)」といって「すべてのものは関係性でなりたっている」ということが教えられている。

つまり、すべてはつながっているんだ。

悪い悪魔の声に耳をかさず、我慢してやり過ごせば神様たちはときどき私たちを助けてくれるよ。

神様たちは、ときに試練を与え、ときに助けてくれる。

 

神様たちは、いつもみんなを見ているよ。

だから、つらいことがあっても時間が解決してくれるから、のりこえようね。