今回は大人の皆さん向けに、猫の幸せについて書きたいと思います。
著者の猫に関する考えは、メインのサイトを参照してください。
さて、今回母猫の避妊手術をさせるにあたっていろいろと考えてしまいました。
はたして避妊手術をさせることは、猫にとって本当に幸せなことなのだろうかと。
よく「不幸な猫を増やさないために」というフレーズを聞きますが、野生の野良猫は不幸なのでしょうか。
人間に飼われている猫より、はるかに多いと思われます。
人間の都合であり、人間のエゴ、傲慢さなのではないかと考えたりしました。
懸命に生きる野良猫達に失礼な気がします。
そもそも猫の繁殖力がこれほど強いのは、生き残っていくのが困難を伴うためだと思います。
自然の摂理は絶対で、人間がどうこうできる問題は限られています。
それでも人間が関わって飼う以上は、やはり責任を持たなければなりません。
母猫には申し訳ないけれど、これ以上増えてもらっても責任が持てないので避妊手術させることを決意しました。
私は精神的疾患(統合失調症)を患っており、手術当日は考え込んで調子を崩してしまいましたが、なんとか病院に連れていきました。
また費用も馬鹿にならず、現在親元で障害年金2級の年金を頼りに生きているものにとっては大変な出費です。
手術が終わり数日経過してしてみて、今までとは違い気を張っている感じが薄れ、表情もずいぶんと穏やかになりました。
結果として、手術して良かったと思います。
あくまで人間の立場としてですが。
オス猫に関しても、去勢手術をしなければならないかと考えています。
今のところ目立った問題行動はありませんが、生後半年が経過しましたのでそろそろメスを求めはじめそうです。
野良猫よりは、飼い猫の方が幸せなのか。
子作りという本能を奪われてしまうのですから、一概にそうとも言えません。
しかし、飼い主がきちんと責任を持っていれば食の心配はいらないのかもしれません。
また、繁殖を巡る対立や精神的な問題も無くなるのかと思います。
私の飼い猫達は、自然のあふれる田舎の家の周りで、元気に幸せに暮らしていってほしいと願っています。